すい臓がんの予後、手術後の経過

すい臓がんの治療後

すい臓がんの予後、手術後の経過

すい臓がんのガイド

すい臓がん予後、手術後の経過について、ご解説!

 すい臓がんは5年生存率の数字の低さからも分かるように、非常に予後の悪いがんといえます。また手術も大がかりになることから、術後の経過では合併症に細心の注意を払うことが大切です。

すい臓がんの手術後から退院まで

 すい臓がんの手術後には、おなかや尿道、鼻に至るまでたくさんの管がつけられます。これらはすべて合併症を防ぐための処置です。

たとえば、つなぎ合わせた膵管から膵液が漏れ出してしまう「膵液瘻(すいえきろう)」という合併症が多く見られますが、膵液は食べ物を消化する液なだけに、動脈などを溶かして腹腔内で出血を起こす可能性もあります。

そのため「ドレーン」という管を挿入して、漏れ出した膵液を集めるための処置が行われます。

また術後から数日は、胃腸が正常に機能しませんので、胃液や胆汁がうまく流れなくなります。これらが逆流して気管に入ると肺炎につながるため、鼻から胃へ管を通して逆流を予防する処置も行われるのです。

さらに腎臓の機能を調べるために尿検査をする必要があることと、術後しばらくは自分で排尿できないことから、尿道にも管が挿入されます。

このように術後しばらくは不自由な状態が続きますが、うまく合併症を避けることができれば手術から2週間ほどで管は取れますし、術後1ヶ月ほどで退院することが可能です。

もしも合併症が起きた場合は、それに応じた処置をするため、入院期間は長引きます。

すい臓がんの予後

 すい臓がんでは、たとえ手術を受けられたとしても多くの患者さんが3年以内に再発するため、予後は決して良いとはいえません。

ですから退院後も必ず定期的に検査を受けて、再発や転移の早期発見に努める必要があります。

悪性度の高いすい臓がんでは、他のがんと比べても術後の検診はかなり頻繁です。

1年目と2年目は、ほぼ毎月病院へ通って血液検査や全身のチェックを受ける必要があります。大体3年目までは油断ができないため、常に再発のリスクを意識しながら過ごすことが大切なのです。

そして他のがんと同様、すい臓がんも5年間再発が見られなければ「完治」とされます。

また再発が見られても、最近では免疫療法などの新たな治療法がどんどん開発されていますので、決してあきらめず前向きに治療するようにしましょう。

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