すい臓がん治療後の注意点

すい臓がんの治療後

すい臓がん治療後の注意点

すい臓がんのガイド

すい臓がん治療後の注意点について、解説致します!

 すい臓がんで手術を受けた場合は、術後の合併症に気をつける必要があります。

すい臓がんの手術は大がかりですので、30〜50パーセントの確率で何らかの合併症が起こるためです。

また退院後も常に再発のリスクを意識し、フォローアップ検診を受けることが大切です。

すい臓がん手術による合併症に注意

 すい臓はさまざまな臓器に取り囲まれている上、がんの手術では胃の一部や十二指腸などを一緒に摘出しますので、手術の難易度は非常に高いといえます。

特に注意すべき合併症としては「膵液瘻(すいえきろう)」と、それによる「腹腔内膿瘍」や「腹腔内出血」があります。

膵液瘻とは、手術で小腸とつなぎ合わせた膵管から、膵液が漏れ出してしまうものです。重度になると、漏れ出した膵液に細菌感染が起こって、腹腔内腫瘍ができることもあります。

さらに膵液は消化液ですので、腹腔内の動脈を溶かしてしまい出血が起こることも考えられます。以前は命に関わる重大な合併症として知られていましたが、近年では技術の進歩によって多くの患者さんが助かっています。

他にも、胆汁が漏れる「胆汁瘻」や、肺炎、肺塞栓症、胆管炎や糖尿病など、非常に多くの合併症が考えられます。

そのため、すい臓がんの手術を受けた後はさまざまな管を体内に通して、膵液などが順調に流れるように処置されます。

特に合併症を起こさずに済めば、術後2週間ほどで管は外れ、およそ1ヶ月程度で退院できます。

すい臓がんの再発のリスクを常に意識する

 すい臓がんは手術を受けられても、9割近くの患者さんが3年以内に再発することの多い、非常に予後の悪いがんです。

ですから、退院後は医師の指示にしたがってフォローアップのための検診を受ける必要があります。

すい臓がんの治療ガイドラインによれば、術後2年目までは全身の健康チェックや血液検査は毎月、そして腹部エコーや造影CT検査は3ヶ月ごとに受けることが推奨されています。

他にも必要に応じて、MRIや胸部CT検査、骨転移の有無を調べる骨シンチグラフィなどが行われます。

特に血液検査の腫瘍マーカーは、再発の早期発見に役立ちますので、必ず毎月受けることが望ましいとされています。

またすい臓がんは遠隔転移した状態で再発するケースも多いため、すい臓だけではなく胸部の検査も重要です。

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