すい臓がんの5年生存率

すい臓がんの治療後

すい臓がんの5年生存率

すい臓がんのガイド

すい臓がん5年生存率について、解説致します!

 がんの予後を示すデータとして、よく用いられるものが5年生存率です。

これは、がんの診断を受けた時から数えて、5年後の時点で生存している患者数を割合で示したもので、治療効果などを測定するためにも役立てられています。

すい臓がんの場合、全体で約10〜20% と、他のがんと比べるとかなり低い数字になっています。

すい臓がんのステージ(病期)別の5年生存率

 日本膵臓病学会の発表する、過去20年間のすい臓がんの5年生存率は以下の通りです。

ステージ 5年生存率
ステージI(がんが2センチ以下で、すい臓にとどまっている状態) 57%
ステージU(膵臓にとどまっているが、がんが2センチ以上の場合など) 44%
ステージV(すい臓以外への浸潤もしくはリンパ節転移のある場合など) 24%
ステージW(遠隔転移の見られる状態) 3%

 多くのがんでは、他の部位に浸潤していないステージTの5年生存率は70パーセントを越えることが多いため、すい臓がんの予後はかなり悪いことが分かります。

特に遠隔転移が見られるステージWの5年生存率はたったの3パーセントであり、非常に厳しい状況といえます。

ちなみに、まだがんが膵管の上皮内にとどまっている場合(ステージ0)では、すい臓がんであっても5年生存率は100パーセント近くなります。

しかしこの段階で発見できることはきわめて稀で、たまたま他の症状ですい臓の手術をした時に見つかるケースがほとんどです。

膵体尾部のほうが予後は良好

 すい臓がんの予後が厳しいことは間違いありませんが、それでもステージTで外科手術を受けられた場合は、6割近い患者さんが5年後も生存しています。

ちなみに膵頭部がんよりも、膵体部もしくは膵尾部のほうが5年生存率は上がります。たとえばステージTで手術を受けた場合、約77パーセントです。

しかしすい臓がんの場合、ステージTで発見できること自体がかなり幸運といえます。実際は、発見された時点で既に遠隔転移している患者さんが多く、まだ治療を受ける前から余命を宣告されるケースも珍しくありません。

しかし5年生存率の数字は病院によっても異なりますし、発見が遅れても何割かの患者さんはうまくがんと付き合いながら生存しているのです。ですから決してあきらめず、前向きに治療を受けましょう。

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