すい臓がんの初期症状

すい臓がんは、初期症状が非常に少ないことで知られています。すい臓は胃の裏側、つまり体の奥深くに位置する臓器であることが原因です。

何の症状もなくても、定期的に検査を受けることが、早期発見のための唯一の方法です。

すい臓がんの初期症状

  • 胃腸の不快感
  • 食欲の低下
  • 胃やみぞおち周辺の違和感
  • 消化不良
  • 黄疸

すい臓がんで比較的早くから現れる症状としては、なんとなく胃がすっきりしない、食欲が落ちた気がする、といった「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれるものです。

漫然とした症状ばかりですので、さほど深刻に受け止められず、受診につながりにくいといえます。

特に50代以上の人で、胃やみぞおち周辺の違和感が長引いている場合は、念のために検査を受けたほうが安心です。

すい臓がんの初期症状すい臓がんの中でも症状が現れやすい種類は、全体の3分の2を占める「膵頭部がん」です。

ここは十二指腸や胆管に近いため、腹痛や消化不良、黄疸といった症状が出やすくなります。一方、膵体部や膵尾部では、かなり進行するまで自覚できる症状が現れにくいという特徴があります。

特に見逃したくないのは、黄疸(おうだん)です。

肝臓から、すい臓を貫いて十二指腸まで続いている「胆管」は、肝臓で作られた「胆汁」を運ぶ役割をしています。

膵頭部にがんができると、まだ腫瘍が小さい段階でも胆管が圧迫されるようになり、胆汁の流れが悪くなって黄疸が出現することがあります。

白目の部分や皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、といった症状がある場合には、かならず受診するようにしましょう。

初期症状だけですい臓がんを疑うことは困難

すい臓がんの初期症状はきわめて少ないため、症状だけでがんに気づくことはほぼ不可能と考えて良いでしょう。

実際、ごく初期の段階である「ステージ0」(がんが、まだ上皮細胞にとどまっている状態)で発見される患者さんはごく稀で、奇跡的と考えられています。

もともとすい臓に嚢胞などがあって、それを取り除く手術をした際に偶然発見されるケースが多いのです。

そのため、定期的な検査が必要になります。自治体では、残念ながらすい臓がんのがん検診は行われていません。

50歳を過ぎたら、すい臓がんの検査を実施している人間ドックを受けることをおすすめします。特に遺伝的にリスクの高い人や、糖尿病をわずらっている人は、ぜひ年に1度は受けるようにしましょう!

すい臓がんになりやすい人

すい臓がんにはどんな人がなりやすいのでしょうか?すい臓がんの発症には次の3つの要素が関係しています。

  • 遺伝
  • 病気
  • 生活習慣

まず、遺伝という点について考えてみましょう。すい臓がん患者の4〜8%には、家族の中にすい臓がんを経験した人がいるといわれています。

これは高い数値には思えないかもしれませんが、家族の中にすい臓がんを患ったことがある人がいない人と比べると、家族の中にすい臓がんを経験した人がいる人の方がすい臓がんになるリスクが13倍にもなりますから、すい臓がんは遺伝性の疾患のひとつということができます。

続いて病気についてですが、すい臓がん患者の既往歴をみると、糖尿病や胆石症、胆嚢炎、急性すい炎、慢性すい炎といったものがみられることが多々あります。

つまり、これらの病気の病歴がある場合は、すい臓がんになるリスクが高くなるということです。

そして生活習慣です。すい臓がんの発症リスクを高める生活習慣として挙げられているものには、次のようなものがあります。

喫煙

喫煙はすい臓がんの危険因子として確立されています。国内ですい臓がんを発症した患者のうち、喫煙に起因するものは男性で約20%です。つまり、喫煙はすい臓がんの発症リスクを高めるということが分かります。

肥満

日本においては、まだ肥満とすい臓がんとの関連については認められていないものの、アメリカでは肥満とすい臓がんとには直接の関連があることが認められています。

肥満判定の国際基準としてはBMIが使用されていますが、BMIの判定基準においてはBMI値が25以上を超えると肥満、そしてBMI値が30以上だと高度肥満とされています。

BMI値とすい臓がんの関係においては、BMI値が30以上ですい臓がんになるリスクは男性で1.4倍、女性で1.3倍高くなると報告されています。

これは、肥満に伴う糖尿病の発症頻度が高くなることがすい臓がん発症のリスクを高める原因になっていると考えられます。

飲酒

飲酒が直接すい臓がん発症にリスクを高めるということは確認されていませんが、飲酒はすい臓がんの発症リスクを高める慢性すい炎の原因になります。

ですから、飲酒もすい臓がんのリスクを高める原因になり得るということを覚えておきましょう。

食生活

普段の食生活がすい臓がん発症に大きな影響を及ぼすことが分かっています。

すい臓がんの発症リスクを高める食事としては、肉類(特に加工肉などの飽和脂肪酸を多く含むもの)や血糖値を急上昇させる食事などがあります。

ですから、すい臓がんの発症リスクを下げるためには、普段の食生活に気を遣う必要があります。

すい臓がん治療は数百万円かかることも

すい臓がんは先進医療に指定されている重粒子線治療や陽子線治療などの適用があり、1回300万円以上しますので特にがん保険の必要性が高いがんです。

がん保険はがんになってからでは加入できませんので治療費が心配な方は、がんになる前に一度資料請求をして検討してみるとよいでしょう。

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