すい臓がんは極めて予後が悪い癌

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すい臓がんは極めて予後が悪い癌

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すい臓がん極めて予後が悪い癌について、ご解説!

 すい臓がんは「がんの王様」との異名もあるように、悪性度が高く、予後が非常に悪いがんとして知られています。

さまざまな条件が重なって進行が速い上に、手術の難しさから再発率も高い点が特徴です。

すい臓がんの5年生存率は、がんの中でも"ワースト1"

 すい臓がんの統計をみると、年間の罹患者数と死亡者数が、ほぼ同じくらいの数値であることが分かります。これはつまり、すい臓がんの治療成績があまり良くないことを示しています。

多くのがんでは、まだ腫瘍が小さい「ステージT」の5年生存率は、80パーセント以上であることが多いのですが、すい臓がんではステージTであっても50パーセント台と、かなり低くなっています。

すべての病期で平均すると、たったの10〜20パーセントであり、あらゆるがんの中でもワーストといわれるほどです。

その理由の1つは、すい臓がんの進行の速さにあります。

たとえばステージTのような、2センチ以下の小さな腫瘍でも、すぐに他の部位に浸潤してしまいます。

これは、すい臓が非常に小さな臓器であることと、がんの浸潤を食い止める組織が少ないこと、周りに血管や神経、リンパ管などが取り巻いていることなどが原因です。

あっというまに、血管やリンパの流れに乗って遠隔臓器に転移しやすいため、すい臓がんではステージTであっても、進行がんと捉えられています。

さらに、消化と血糖値のコントロールという2つのはたらきをもつすい臓は、食事ごとに活発に動く臓器のため、がん細胞の増殖も早いといわれています。

すい臓がんは再発率が高い

 すい臓がんは、再発率の高さも随一です。再発率は、実に70〜90パーセントとなっており、手術ができた患者さんでも、1〜3年以内に再発するケースが非常に多くみられます。

すい臓がんの場合、すい臓を全摘出する手術は現在ほとんど行われていません。インスリンが分泌されなくなり、完全な糖尿病となってしまうために、QOLの観点からみても問題があるからです。

そのため、腫瘍部分だけを切除して、すい臓はできる限り温存する手術が主流ですが、その分、再発リスクはやはり残ってしまいます。目に見えないがん細胞までは取り切れないためです。

このように予後の悪いすい臓がんですが、ステージTで発見できれば半数近くの患者さんが、5年以上生きられるともいえます。早期発見が何よりも大切なのです!

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